ファンデーションがシミの原因に?
ファンデーションは色素と金属、油などからできています。
これらの刺激性のある成分がお肌に直接触れないように、下地クリームが使われる訳ですが、ファンデーションのノリをよくするために下地クリームに石油系合成界面活性剤が使われるようになりました。
こうすると、下地クリームの石油系合成界面活性剤がファンデーションの油を溶かし、下地クリームとファンデーションの境目をなくして、化粧崩れを防ぐことができるのです。
ところがそのために下地クリームの本来の目的である色素や金属などが皮膚に触れるのを防ぐという役割が果たせなくなっています。
下地クリームとファンデーションは時間がたつにつれて混じり合ってきて、ファンデーションが皮膚に触れて、毛穴から奥へと入っていきます。そして毛穴から表皮へと染み込んでいって、シミや黒ずみの原因となっていくのです。
シミの直接的な原因になっているのは、ファンデーションに含まれている亜鉛、鉄、チタンなどの金属です。
どうしてそれがシミと黒ずみへと変わっていくのかというと、毛穴に入ったファンデーションの金属などの汚れが、皮膚の中で色素を作り出すメラノサイトを刺激し、それが横に広がっていくっからです。
顕微鏡で皮膚のシミを見てみると、ほとんどの女性は毛穴からシミができていることがわかります。黒ずみを作り出しているのも金属です。ファンデーションを皮膚に入れないようにするには、お化粧のノリは悪くなっても石油系合成界面活性剤の使われていない下地クリームを使うことです。